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研究開発部長に聞く

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研究開発と言う舞台での
成功体験を通じ
人財育成と研究者の働く幸せを
実現させます また2050年という先の未来を創るべく 挑戦し続けます

取締役常務執行役員
研究開発部長・新領域開拓部長

林 栄一

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Question_01

研究開発部門の
ミッションについて
お聞かせください。

ひと言で表現するなら「味の素ファインテクノの未来を創ること」です。常に30件以上の開発テーマを同時並行させていますが、このうち4分の3がお客様からのリクエスト、お客様の課題解決に関するもので、残りは研究者自身が将来の技術・新規事業に向けて取り組んでいるテーマです。これらから事業として成立するのは、5%に満たないかも知れません。月並みですが、試行錯誤をしつつ、仮説と検証を愚直に繰り返してゴールに向かって行きます。大学での研究とほぼ同じで、格好の良いやり方はありません。お客様の要求にマッチする試作品を開発し、そのサンプルをお客様にて試用・評価していただき、性能や使い勝手(お客様の生産工程にマッチすること)が確認され、当社の開発品を用いたお客様の製品がその次のお客様に採用されていくこと、そしてお客様にてイノベーションが起きる事が我々のゴールです。正式な採用が決まる前段階から、量産できる体制を整えるフェーズに移行し、生産技術部門と連携をしつつ、来たるお客様の量産スケジュールに確実に合わせ込んで行きます。

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Question_02

研究開発部門において
「味の素ファインテクノならでは」を
感じる部分は何でしょうか?

2つの事で私たちならではを感じて頂けます。1つ目は高速開発システムに代表されるスピード感です。感覚値ですが、競合他社が試作品開発に半年かかるところを、私たちは2~3ヶ月で完成させます。そして、お客様のご評価の結果、追加のご要望や変更を確認しつつ、合わせ込みをして行き、お客様の開発をスケジュールより先んじて当社の開発品を完成へと導きます。2つ目は目標を見定める力です。どのような性能の製品が将来必要となって来るのか、お客様は元より社内外から情報を集め統合し、正確に見定めていくことです。
味の素ビルドアップフィルム🄬が、オンリーワン、ストロングナンバーワンと言える製品に育ったのも、裏ではこれら2つ武器を巧みに使ったからです。基本的な考え方である「お客様の要望に応える、お客様でイノベーションを起こす」を、研究開発部門全員で共有しており、全員が当事者意識を強く持って開発に臨んでいることが、このスピードを実現しています。
一方、未来・将来を想定した技術開発、新規事業創成に向けても、視点を変えて取り組んでいます。地球環境、人々の健康、そして少子化などの社会課題を解決すべく、化学の力を使って、我々にできることを模索しつつ進めています。

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Question_03

味の素ファインテクノの
研究開発部門における
今後の課題や目標を
教えてください。

今考えていることは3つです。1つ目は、当社は大手総合化学メーカーのように多品種を扱うのではなく、限られた分野で他の追随を許さない、唯一無二の存在となることをあるべき姿としており、武器である化学を使って、当社の技術・製品の中に“Specialty”を入れ込んで行きます。それを実現する為に、将来を見据えた基礎研究・応用研究がとても大切です。
2つ目は、半導体は今後も益々発展し、必要とされる分野が広がり、私たちのコア事業である味の素ビルドアップフィルム🄬(ABF)も継続して成長して行きます。それを確実に実現させるべく、製品・技術の開発、お客様の技術サポートを進めます。
3つ目は、先の2050年を見据え、ABFの一本足打法から脱却できるような、新たな主力製品・主力事業を生み出すことです。これは経営と言う切り口だけでなく、若い研究者の成長という意味でもとても重要です。ゼロからモノを生み出す修羅場を経験し、事業化を実現して、強固な柱に育て上げるという長い道のりの先にある成功が、若い研究者達を大きく成長させるからです。

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Question_04

若手社員の育成については、
どのような部分に力を入れていますか?

自らの手で開発し、お客様での評価をパスして製品化を実現する。これら一連の活動の中で、お客様より信頼される存在になるという成功体験こそが最大の人財育成です。これは簡単なことでなく、悪戦苦闘の毎日で、出口の見えない日々かも知れませんが、そこは研究開発部門にいる全員がやっている取り組みでして、仲間も多く、夢を語り、偶には(結構、頻度高く?)愚痴も言いつつ、それを楽しんで取り組めるようにしています。
また、第一線での研究開発をするには、大学で行った研究経験以外に、当社ならではの基礎能力が必要です。当社全体の研修プログラムに加え、研究開発部門ではオリジナルの研修プログラムを展開しています。このプログラムは、具体的な開発業務を想定し、ダイレクトに役立つ基礎知識やノウハウを習得するものです。
「大学で学んだ研究の経験+基礎能力を身に付ける研修」で、より成功体験が現実のものになって行きます。

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Question_05

学生の皆さんにメッセージをお願いします。

研究開発部門に限らずですが、当社は社員一人ひとりのチャレンジ精神を大切にし、業務の成果と人財育成を両立していきます。また管理職や先輩は、若手社員の先に立って進むべき道を示しつつ、考え方を柔軟に受け入れ、できるだけ裁量権をもって研究を進める環境を提供しています。研究開発職を志している方にとって、これまでお話してきました当社の考え方、文化に共感していただけることは多いと思います。また、スピード、自由な風土、コア事業の強固さに基づく潤沢な研究開発費を兼ね備えている点も、大きな魅力ではないでしょうか。
今後も半導体は進化を続け、人々の生活をどんどん豊かにして行きます。私たちが開発した製品によってお客様にてイノベーションが起こり、より高性能な半導体が世の中に広がり、人々の豊かな明日に貢献することが私たちの最終ゴールです。企業としての成長と合わせ、味の素グループが掲げるASV(Ajinomoto group Shared Value、事業を通じた社会課題の解決)を実現して行きます。 興味を持たれた学生の皆さん、是非一緒に明るい未来を創りましょう。

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