技術系新卒ENTRY
INTERVIEW_07

絶対の正解がない中で
最良の量産プロセスを模索
この経験を基軸に
知見を広げていきたい

技術部 技術グループ
2022年入社
理工学府 化学・生命系理工学専攻
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career step

1年目

入社後、技術部技術グループに配属。新たに開発された製品の量産立ち上げや、新規原料の仕様規格化に従事。

Question_01

どのような点に仕事の難しさや醍醐味を感じますか?

研究開発部門でつくり出された新製品は、お客様の要求を満たす品質であると確認されると、工場での量産へと移行します。この量産に向けた製造設備の検討や、製造手順の確立といったプロセスの開発が私の職務です。例えば複数の原料を混合する場合、実験室のビーカーでうまくいったことが、量産スケールの製造設備でも同様に再現できるとは限りません。このため、原料を投入する順番を調整したり、混合する際のスピードや時間を変えてみたりなどの実験を何度も繰り返します。また、構築するプロセスに「絶対の正解」はありません。限られた時間のなかで、無数にある選択肢からベストな答えを導き出すのが難しいところです。一方で、製造効率の良し悪しは利益や業績にも直結するため、責任とやりがいを感じますね。また、研究開発部門の担当や製造部門の設備オペレーター、原料メーカーなど、社内外の多くの関係者と関わりながら、信頼性の高いプロセスを形にしていく過程には、この仕事ならではの醍醐味があります。

インタビューの質問1の画像

Question_02

最も印象に残っているエピソードは何ですか?

量産プロセスを構築していくうえでは、都度実験で品質を確認しながら段階的にスケールアップをしていきます。ある製品の量産化を担当した際、途中までは問題がなかったものが、最終段階の試作で想定どおりの品質にならなかったことがあります。自分なりに考え抜き、最良という自負をもって構築したプロセスだっただけにショックでした。上司や先輩などにアドバイスを求めては現場で確認を繰り返すなか、製造部門の担当者から「原料の投入順序を変えてみては」とのアドバイスを受けました。最終的にこれがきっかけで無事にプロセスは完成しましたが、早い段階で製造部門に意見を求めていれば、もっとスムーズに問題が解決できたはずです。この出来事を教訓に、以降は独りよがりにならないよう、関係者とのコミュニケーションを常に心がけ、適宜意見やアドバイスを広く求めながら仕事を進めています。

インタビューの質問2の画像
インタビューの質問2の画像

Question_03

キャリアビジョンについて教えてください。

まずは現部署で一人前になることが当面の目標です。そのうえで、研究開発にも従事してみたいと思っています。現在の職務である量産プロセス開発を視野に入れて製品設計に臨めば、お客様への対応をよりスムーズ・スピーディにでき、ひいては当社の競争力強化に貢献できると思うからです。ほかにも、ジョブローテーションを通じて生産管理や品質管理なども経験し、モノづくりに関する総合力を高めていきたいですね。今後10年くらいの間に2~3部署くらいの職務を経験したうえで、自分が最も強く感心を抱けるテーマを見つけ出し、突き詰めていきたいと思っています。また、異動によってプレイヤーとしての幅を広げるだけでなく、チームリーダーやマネージャーを務められるようにキャリアアップしていく道筋もイメージしています。個々の特性を見極め、適切に配置することでプロジェクトをうまく推進していく仕事にも挑戦してみたいからです。社員の積極性を汲み取る風土がある当社なら、実現可能だと思っています。

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